パナレーサーが放つ“使える”軽量レーシングタイヤ「GILLAR(ジラー)」
パナレーサーが放つ”使える”軽量レーシングタイヤ「GILAR(ジラー)」が入荷しています。
パナレーサーのラインナップのなかでは、「RACE L」が軽量タイヤとして人気を博してきましたが、気になるGILLARの重量は700×23Cで160g、700×25Cで170gと、10g以上軽量化されています。(いずれもメーカー公称値)
ここまで軽くなると、重量以外の性能がスポイルさ れているのでは?と不安になります。実際に、GILLARよりも軽いタイヤは存在しますが、耐パンク性やグリップ力に乏しいものもあります。
GILLARが画期的なのは、この重量であっても、RACEシリーズで実績のあるパンク防止ベルト「Pro Tite Belt」が実装されている点です。レース本番で軽量タイヤのお陰で速く走る事ができても、パンクしてしまっては元も子もありません。国内で活躍するプロチームと共同開発しているだけあって、謳い文句とおりの“使える”タイヤになっています。
さて、そんなGILLARですが、スタッフ野村が平日のトレーニングから休日のライドまでしっかり使い込んでみました。
気になる“軽さ”については、ペダルを踏み出した瞬間から体感する事ができるほど圧倒的。
そして、肝心の乗り心地やグリップについては、今までパナレーサーのクリンチャータイヤを使っていた方は面食らうかもしれません。従来のタイヤでは、ALL CONTACT TREAD SHAPEという特徴的な断面とそれに合わせたコンパウンド(表面の素材)が採用されており、路面に喰らい付くようなグリップが特徴でした。
GILLARについては、これらの技術は採用されておらず、断面は丸型でコンパウンドも新たに開発されたものになっています。軽量タイヤだけに程よいしなやかさも持ち合わせており、タイヤが上手く変形する事によって路面への追従性は高く、コーナリング時のグリップは良好で、乗り心地も及第点と感じました。
そして一番気になる耐パンク性ですが、上手い具合に?通勤中に金属片がタイヤに刺さってしまいました。
これは異物を抜き取ったら、「スぅーと空気が抜けるパターンか!」と思いましたが「Pro Tite Belt」のお陰でチューブの損傷は一切なく、空気が漏れる事はありませんでした。
レース向けタイヤといえども、最終的にはトレーニングなどレース以外でも使用する事が多いので、この安心感はありがたいですね。
謳い文句通りのまさに“使える”タイヤです。
春のヒルクライムレースの申込が始まっています。来春はGILLARでヒルクライムに挑戦してみるのも良いかもしれませんね!