教えて三船先生!「元・プロロードレーサーに学ぶ心拍計活用術」
みなさん心拍数をモニターしながらサイクリングをした事はありますか?
サイクルコンピューターは対応しているけれど、センサーは使っていない。
本体を購入したらセンサーが付属していたけれど、数字がどんな意味を持つのか良くわからない。
こんな方が多いのではないでしょうか。
そこで、先日ブルベやロングライドでお馴染みの三船雅彦さんを講師に招いて、心拍計活用術講座を開催しました。
三船さんは、長い間ヨーロッパでプロロード選手として活動された経験からトップレベルのトレーニングの内容をご存知であり、現在はシクロクロス日本代表チーム監督を務められるなど、コーチ、監督としても深い見識を持ってらっしゃいます。
”科学的”な視点からサイクリングを分析する事を、心拍数をモニターする事を通じて実走と座学を交えて講義を行っていただきました。
さっそく三船さんの解説が始まりました。皆さん初めて顔を合わせる方ばかりで、やや緊張気味?
ライド中に、要所要所で心拍数を元にした走り方を色々と試される三船さん。
様々なシチュエーションで、走り方や数値の意味を解説してくださいます。
ここで分かったのは、心拍数を元に走ると、頑張るべき場所と抑えるべき場所がどこなのか、それに合わせた実際の身体の動きはどうするべきか、が見えてくるようになります。
例えば、上り坂で頑張りすぎる→下りで休む→身体は糖質の補給が必要な状態になり、コンビニエンスストアなどでの休憩が長くなる→時間を浪費してしまってペースアップ→頑張りすぎて休憩時間が長くなり…という悪循環は経験したことはありませんか?
この問題を解決するヒントは“運動強度”にあります。
心拍数をモニターすれば、後半まで体力を温存しながら一定のペースで走る事も可能です。数値と身体で感じる感覚を元に理解を深める事ができました。
ライドが終わった後は、昼食休憩を挟んで座学で講義を行いました。
食堂で給食を食べる様子はまさに三船先生?講座は日曜日に行いましたが、前日まで東北や四国などを「仕事のついでに」走って来られたそうです。
日本各地での様々なサイクリング中の体験談に参加者も興味津々。
講座の内容もさることながら、三船さんの自転車に関するお話のネタは尽きる事がありません。
昼食のあとは座学でデータを活用してライドの内容を分析するコツを伝授していただきました。
参加された皆さんはそれぞれ気になる点を三船さんに質問されていました。
今回は少人数制の講座だったので、パーソナルな内容にまで踏み込んで回答いただけたようです。
これで次回のライドから実践できそですね。
店頭では心拍数をモニターできるコンピューターのデモ機も用意しています。気になる方はぜひスタッフまでご相談ください。